鈴木成一

昨晩(2005.04.03)の情熱大陸というTV番組で、装幀家鈴木成一がとりあげられてましたね。もうちょっと落ち着いた(年齢が高い)人と想像していたのだけれど、結構若くてキレ味するどい感じでした。

装幀で本を買うことは結構多いのだけれど(最近は財布事情が許さないのでナカナカ買えませんが)、番組の最初に鈴木成一デザインとして、大崎善生パイロットフィッシュ (文芸シリーズ)」や森博嗣ナ・バ・テア」なんかが紹介されて、そのどちらも持ってて、なんだか流行に乗っているみたいで寂しい気持ちに。特に、パイロットフィッシュは装幀に惹かれて買った本なので、ちょっと悔しいほど。まあ、いいけれども。

番組はなかなか面白く、装幀デザイナーというのも良い仕事だなあ、と思ったのですが、なかなか大変そうです。装幀するためには、仕事で本を読まなくてはならないわけで、純粋な「読書の楽しみ」部分が減ってしまうような、そんな気持ちになってしまいますね。まあ、私が今日から「装幀家になる!」といったところで、仕事が来るわけでなし、真剣に考えるほどのことでもないのかもしれませんが...

さて、鈴木成一の小さい頃からの癖として、新聞や本などの気に入った活字を書き写す、というのが紹介されていました。何を隠そう私も小さい頃から(今でも)、活字をグリグリと書き写して遊んだりしていますが、私も真剣に装幀家を目指したら、「〜にまかしておけば、間違いない」とか言われる装幀家になれたりするかしら。