麻生みこと「ことのは」

「ことのは」と言われたら、言葉好きとしては買っておこうと思い購入。言葉をキーワードにして、部活の話を描いた学園ラブコメ麻生みことの本は初めて買ったけれどもとても良かった。
入学式の部活紹介ででっかい筆ででっかい紙に「重労働」と書いた先輩に惹かれて書道部に入った「ことは」は、リアクションの少ない先輩に気後れしてなかなか告白できない。ある日、先輩に手を添えられて指導(書道ね)されたとき、あまりの突然さに固くなってしまい、先輩のことを嫌がっていると勘違いされてしまう。そして先輩の卒業。書道留学した先輩に、添削してくれと言い訳を入れて手紙を書くことは。そして、見事に朱が入って送り返されてきた手紙。これは文通というより、まさに添削。ことはは先輩に近づけるのか?
という最初に収録のお話が特にお気に入り。演劇部の話もすごく好き。私、どうやら演劇部が舞台の漫画がとても好きらしい。西炯子のSTAYシリーズの一部とか、こがわみさきの魅惑のビームに収録の話とか。
まあ、それはさておき、麻生みこと作品、他のも読んでみたくなった。