水上悟志「サイコスタッフ」

水上悟志を読み始めたのは、「惑星のさみだれ」がどこかで紹介されていたのがきっかけ。まあ、普通に面白いと思って読み始めたのだけれど、「ぴよぴよ」(YOUNG KING COMICS/少年画報社ISBN:4785927410)をアワーズ増刊で読んだ時に一気にブレイク。私の中で不動の地位(今のところ)を築いたのだ。まあ、「ぴよぴよ」のことは置いておくとして、この「サイコスタッフ」にもやられた。大変良いです。
超能力を持ちながらもひっそりと過ごしていた少年のもとに一通のラブレター。受験生として日々勉強に勤しんでいる中、小さな春の当来かと思いきや、宇宙人から超能力者軍団(?)にならないかとのスカウトだった、という出だしから始まる、ボーイ・ミーツ・ガール、かなあ。話は結構壮大で後味さわやか。水上悟志はまじめと笑いのバランスが非常に良い作家だな。これからも注目したいところ。