アワーズ増刊アワーズプラス 石田敦子特集
- 2006.02.15発売予定(少年画報社)
読み逃した他社読みきりなども再録される模様なので、これは買っておこう。是非に。
「アップルのiMac G5欲しい!」というキャンペーンがやっているので
麻生みこと「ことのは」
- 花とゆめCOMICS/白泉社,ISBN:4592188357,410円
「ことのは」と言われたら、言葉好きとしては買っておこうと思い購入。言葉をキーワードにして、部活の話を描いた学園ラブコメ。麻生みことの本は初めて買ったけれどもとても良かった。
入学式の部活紹介ででっかい筆ででっかい紙に「重労働」と書いた先輩に惹かれて書道部に入った「ことは」は、リアクションの少ない先輩に気後れしてなかなか告白できない。ある日、先輩に手を添えられて指導(書道ね)されたとき、あまりの突然さに固くなってしまい、先輩のことを嫌がっていると勘違いされてしまう。そして先輩の卒業。書道留学した先輩に、添削してくれと言い訳を入れて手紙を書くことは。そして、見事に朱が入って送り返されてきた手紙。これは文通というより、まさに添削。ことはは先輩に近づけるのか?
という最初に収録のお話が特にお気に入り。演劇部の話もすごく好き。私、どうやら演劇部が舞台の漫画がとても好きらしい。西炯子のSTAYシリーズの一部とか、こがわみさきの魅惑のビームに収録の話とか。
まあ、それはさておき、麻生みこと作品、他のも読んでみたくなった。
川崎和男「プレゼンテーションの極意」
- ソフトバンクパブリッシング,ISBN:4797328207,1575円
グッドデザイン賞の審査委員長も勤めた川崎和男によるプレゼンの極意(まんまだ...)の本。
MacPower連載コラムのような辛口を期待したのだけれど、それほどでもなかったな、これは。ただ、プレゼンに対する構え方というか、臨み方なんかはなかなか勉強になった。まあ、これに書いてある通りにやってしまうと、結局、川崎先生には怒られてしまいそうだけれど。遠くない未来にプレゼン(といっても半分は儀式)の機会があるので、がんばって色々考えてみよう。でも、さすがに音楽だけはかけられないな。多分。
林みかせ「青色図書館」
- 花とゆめCOMICS/白泉社, ISBN:4592174313, 410円
花とゆめCOMICS5日発売分だけで3冊目。最近花とゆめCOMICSばっかり読んでいるような。この方の漫画は初めて読んだ。前の作品の気になってはいたのだけれど、なんとなく手にとり損ねていたので、今回はタイトルに「図書館」の文字があったこともあって購入。店頭で気になったワンピースを買うために飛びついた、アルバイトは私設図書館のお手伝い。本好きの中に居るうちに手に取った本は、実は作家だった館長さんの本だった、という感じのお話。少女漫画らしい、というか花とゆめCOMICSらしい漫画です。何となく、斎藤けん「花の名前」とかぶってる感じがするのが惜しい。担当者同じだったりして。
和泉明日香「トカゲ王子(2)」
- 花とゆめCOMICS/白泉社, ISBN:4592188349, 410円
紆余曲折がありつつも、ハッピーエンド。トカゲに変身できるという部分をもう少しうまく使えると良かったかな。わたしゃ、思いつかんので大層なこといえる立場でもないのだけれど。うーん、やっぱりちょっと表情が乏しいよね。LaLaDXに連載中(?)の原作付漫画「しにがみのバラッド」では少し良くなっているような気がするので、これからに期待しよう。
緑川ゆき「夏目友人帳(1)」
- 花とゆめCOMICS/白泉社, ISBN:4592171586, 410円
ひさしぶりの緑川ゆきの新作。祖母がいじめた(?)妖怪に名前を返しながら、祖母の過去を思ったり、妖怪に情が移ってしまったりとなかなか素敵なお話。大妖怪ながら愛らしい(招き猫の中に封じられていたため、ちと変だが)ニャンコ先生が素敵。前回の連載はなんとなくまとまりが悪かったような気がしたけれども(というよりも、キャラクタが見分けが付き難くて話に集中しにくかったのよ)、連作短編という形は緑川ゆきの作風に合っているんじゃないかと思う。大変オススメ。良かったら「蛍火の杜へ」も読むといいんじゃないかな。